教えて!クレジットカードの基礎知識

基礎知識

本日は、そもそもクレジットカードとは何か、というところについて、改めて見ていこうと思います。

そもそもクレジットカードとは

クレジットカードとは、商品を購入する際の後払い決済(支払)をする手段のひとつであり、その契約者の(会員)番号、姓名、有効期限、その他が記載・記録されたカードのことを言います。

顧客のクレジット(Credit=信用)により後払いが可能な手段となります。

クレジットカードは、利用代金を後で支払う後払い(ポストペイ)の決済手段です。

高額商品の購入に際しても多額の現金を持ち歩く必要がなく、カードを提示するだけで(設定された限度まで)支払いが可能となります。支払いは締め日に明細が送付され翌月に支払うのが一般的です。

支払い手段も分割払いやリボルビング払いなどさまざまなプランが用意されています。

なお、後払いであることから顧客には一定の信用が必要なため、入会に際して審査が行われます。

お店側にとってのメリットも

店舗側も決済システムを導入すれば高額商品や海外からの旅行者の買い物であっても偽札の不安や両替の手間がなくなります。

加えて支払い請求などの事務作業もカード会社側が行うため代金回収に失敗することも少ないなど、店にとってもメリットが大きいです。

クレジットカードのしくみ

クレジットカードは、利用できる加盟店で、商品の購入に際しクレジットカードを提示すると、いったんクレジットカード会社が加盟店への支払いを肩代わりし、後でカード利用者へ代金を請求する、言うなれば立て替え払いの仕組みです。

クレジットカード使用の流れ

クレジットカードは、基本的に、次のような流れで使われるしくみとなっています。

  1. カード利用者は、カード加盟店でクレジットカードを提示する。
  2. カード加盟店は、商品・サービスを、カード利用者へ提供する。
  3. カード加盟店は、商品・サービス代金の伝票を加盟店管理会社へ回す。
  4. 加盟店管理会社は、商品・サービス代金から加盟店手数料を差し引いた金額を数日以内にカード加盟店へ一括で支払う。
  5. 加盟店管理会社は、取引情報を処理センターへ送る。
  6. 処理センターは、取引情報をカード発行会社へ送る。
  7. カード発行会社は、手数料を上乗せして商品・サービス代金をカード利用者へ請求する。
  8. カード利用者は、商品・サービス代金をカード発行会社へ支払う(通常は月極め締めの一定期間(例えば25日)後)。
  9. カード発行会社は、商品・サービス代金からカード利用者紹介手数料を差し引いた金額を加盟店管理会社へ支払う。

なお、カードの利用にあたってはクレジットカード発行会社へ信用照会が行われます。

ここで承認が降りない場合(期限が切れている、限度額を超えている、支払いが遅れているなど)、クレジットカードを使用することはできません。

主なブランド

次に、主なクレジットカードのブランドを見ていきましょう。

Visa

世界ではトップシェアでMasterCardと並ぶ2大ブランドです。

日本においてはJCBに次ぎシェアは2位。当初は住友クレジットサービス(現在の三井住友カード)をはじめとするVISAジャパン協会(現在のVJA)のみがカード発行および加盟店の開拓を行っていましたが、1987年のスペシャルライセンシー制導入後はVISAジャパン協会以外の銀行系や信販系・流通系など、多くの企業と提携を行っています。

MasterCard

世界的には、VISAと並ぶ2大ブランドです。

EMV仕様の先駆けの「Euro Pay」と提携から始まり、2002年7月にドイツ・フランクフルトで統合(USA商品開発本社とEU本社に分かれる)しているため、ヨーロッパ圏などで強いと言われていました。

現在では、両陣営に同時加盟しているカード会社が加盟店開拓を行うことが多く、VISAが使える店舗ではMasterCardも使えるため、どちらも利便性に大きな差はありません。

日本においては、VISAが原則として直接加盟を認めていない非銀行系のカード会社へのブランド供与、CM攻勢などを積極的に推進することによって、勢力拡大を図っています。

マスターカードは、「お金で買えない価値がある」のCMで、国内では一気に知名度を上げた印象がありますね。

American Express

「Amex(アメックス)」の通称でも知られる、カードブランドです。

アメリカホテル組合会社が発行権を買収して現在に至ります。カードのグレードに合わせ、用意された豊富なサービスが特徴です。

実は、「ゴールドカード」「プラチナカード」「ブラックカード」の元祖です。

また、自社発行のカードに、グレードに応じた利用限度額を一律に設定していません。実質の限度額を増やす条件には、アメックスの支払い実績を作るか、資産の裏付けに応じることなどが挙げられます。

審査も他のブランドと比べると少し独自性がある印象ですね。

JCB

日本で最初に発行された日本企業による本格的なクレジットカードです。

民間企業で初めて銀行口座からの自動振替を実現するなど、長らく日本のクレジットカード業務を開拓、牽引してきた、初のアジア発国際ブランドになります。

アジアを中心に加盟店を増やし、世界各国に加盟店を広げるが、とりわけシンガポール、マレーシア、タイ、中国香港、台湾、韓国、アメリカ合衆国ハワイ州などではVISAやMasterCard並みの加盟店があります。

また、歴史的に日本からの観光客が多いハワイ州やグアムでは会員優待が充実しています。

日本ではJCBしか使えない店も散在されますが、現在では加盟店手数料の高さなどからVISAやMasterCardには対応しているがJCBには対応していない店も増えています。

 

オススメのクレジットカードはどれ?

さて、ここまで見てきたわけですが、クレジットカードを実際に利用するにあたって、どのクレジットカードが一番オススメなのでしょうか。

イチオシは「楽天カード」!

当サイトでイチオシのクレジットカードは、何と言っても「楽天カード」です。

テレビCMやウェブ広告などでもよく見る、この楽天カード。では、どのあたりにオススメポイントがあるのでしょうか。

以下、ご紹介させていただこうと思います。

【オススメポイント①】楽天ポイントがよく貯まる

楽天カードの最も大きなメリットは、楽天ポイントが貯まること。

この楽天カード、ポイント還元率の高さが非常に大きな魅力なんです。

楽天カードは年会費無料でありながら、還元率は通常でも1%であり、これはクレジットカードとしては高い部類に入ります。

また、そのポイント還元率も、楽天市場でのお買い物で利用すると、ポイントが2%上乗せされて3%となります。

さらに、毎月5と0の付く日なら、楽天市場でのお買い物の還元率は5%に高まります(先にキャンペーンへのエントリーが必要)。

このポイント還元率の高さは、群を抜いており、

気がつけば、いつの間にかポイントが貯まっていた!

と言うような声を、よく聞くほどです。

【オススメポイント②】楽天ポイントの汎用性が高い

楽天カードでは、多くの人が使い勝手が良いと感じている楽天ポイントで還元されることが魅力です。

現在発行中の楽天カードには、すべて楽天ポイントカード機能が付帯されています。

楽天ポイントに加盟しているお店は増えており、加盟店では楽天カードを提示するだけで、ポイントを貯めることができるのです。もちろん、楽天カードで決済すれば、その金額に対して1%のポイントも付きます。

ですので、楽天ポイント加盟店で楽天カード決済をすると、2%のポイントがゲットできるわけですね。

また、加盟店では楽天ポイントでの支払いも可能で、1ポイントは1円相当として利用できます。

加盟店の数は続々と増えており、大手コンビニやドラッグストア、ファーストフード店など、利用する機会が多いお店が多数用意されています。

【オススメポイント③】年会費無料!

楽天カードは、年会費無料です。

年会費無料のカード自体は、今となってはそれほど珍しいものではないのかもしれませんが、前述のような、圧倒的な高いポイント還元率を誇りながら、年会費が無料というのは、非常に魅力的です。

ですので、「とりあえず楽天ポイントカードの代わりに作っておく」だけでも、価値があるといえるでしょう。

【オススメポイント④】審査が比較的やさしい

加えて、クレジットカードの発行において必ず必要になる審査が、楽天カードは他のメジャーどころと比べると、比較的やさしいのも心強いところ。

一般的なJCBプロパーカードや、三井住友カードなどであれば、少し厳しいかな…という属性の方でも、楽天カードであれば、とりあえずカードの発行に至れることも多いです。

なお、属性的に厳しい方は、最初は控えめの限度額が設定されることが多いですが、少しずつ実績を積んでいくうちに利用枠も増えていきますので、カードが発行されたら、しっかり利用して、返済実績を積んでいきましょう。

楽天プレミアムカードでさらなる極みを

なお、楽天カードは年会費無料カードとしてはかなりの使い勝手を誇りますが、もし多少年会費がかかっても、よりよいサービスのカードを…ということであれば、楽天プレミアムカードもオススメです。

楽天プレミアムカードは、年会費が11,000円(税込み)かかりますが、その分ポイント還元率が上がり、楽天市場でのポイントが+4%分追加されます。

加えて、空港ラウンジサービスやトラベルデスク、海外・国内旅行保険といった旅行に関するサービスが充実していますので、楽天トラベルと組み合わせて旅行に出かけると、その恩恵を大きく受けることもできます。

年会費分のポイントを取り返そうとすると、それなりに買い物をしないといけませんが、それ以外のメリットも含めて価値があると判断すれば、楽天プレミアムカード、非常に魅力的だと言えるでしょう。

まとめ

以上となりますが、いかがでしょうか?

クレジットカード、審査が不安だったり、種類が多すぎてどれを選んで良いかが分からなかったりと、いろいろと難しいところもあると思います。

一方で、そのしくみを正しく理解すれば、非常に便利なものになりますし、またポイント還元などでおトクな生活を送ることができるようになります。

QRコード決済・スマホ決済の起点となることも多く、まだクレジットカードを持っていない方も、そして既にクレジットカードを持っている方も、改めてクレジットカードについての理解を深め、より良いマネーライフを送っていただければ、とても嬉しいです。

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